自分のAGAはどの段階?ハミルトンノーウッド分類で確認

自分のAGAはどの段階?ハミルトンノーウッド分類で確認

「最近抜け毛が増えた気がする」「生え際が後退してきたかも…」そんな風に感じ始めたら、自分のAGA(男性型脱毛症)がどの程度進行しているのか、客観的に把握したいと思うでしょう。その際に役立つのが、世界的に用いられている「ハミルトン・ノーウッド分類」です。この分類法を使えば、自分の薄毛の状態がどのステージにあるのか、ある程度の目安をつけることができます。まず、鏡を用意し、額の生え際と頭頂部の状態をよく観察してみましょう。できれば、明るい場所で、複数の角度から確認するのがポイントです。Ⅰ型:生え際にほとんど変化がない、あるいはごくわずかな後退が見られる程度であれば、まだAGAの症状は出ていないか、ごく初期の段階です。Ⅱ型:額の生え際、特に両サイド(M字部分)が、以前よりも少し後退しているように見えますか?指で生え際のラインをなぞってみて、以前の位置と比較してみましょう。わずかな後退であれば、Ⅱ型の可能性があります。Ⅲ型:M字部分の後退がはっきりと認識でき、アルファベットのMの字を描くように生え際が切れ込んできていますか?この段階になると、多くの方が薄毛を自覚します。また、同時に頭頂部も少し薄くなってきたように感じますか?もしそうであれば、「Ⅲ vertex(Ⅲ型頭頂部)」の可能性があります。Ⅳ型:M字部分の後退がさらに進み、頭頂部の薄毛も以前より目立つようになってきましたか?前頭部と頭頂部の薄毛部分が、まだ細い髪の毛の帯で繋がっている状態であれば、Ⅳ型に該当するかもしれません。Ⅴ型:前頭部と頭頂部の薄毛がさらに広がり、両者を隔てていた髪の毛の帯が非常に細く、まばらになってきましたか?あるいは、もう繋がってしまっていますか?この状態であれば、Ⅴ型の可能性が高いです。Ⅵ型:前頭部から頭頂部にかけて、広範囲に髪の毛が失われ、地肌が大きく露出していますか?側頭部や後頭部の髪は残っているものの、頭のてっぺんはほぼ脱毛している状態であれば、Ⅵ型と考えられます。Ⅶ型:側頭部や後頭部の髪も細くまばらになり、耳の周りから後頭部にかけて馬蹄形にしか髪が残っていない状態であれば、最も進行したⅦ型です。このように、ハミルトン・ノーウッド分類の図と自分の状態を見比べることで、おおよその進行度を把握することができます。