AGAの恐ろしさはその進行性にありますがつむじハゲに関して言えば「気づきの遅れ」が最大のリスク要因となります。M字ハゲであれば毎朝鏡を見るたびに変化を確認できるため危機感を持ちやすいのですが頭頂部は自分では見えない死角であるがゆえにかなり進行してからでないと自覚症状が現れません。多くの場合本人が「最近ちょっと枕元の抜け毛が増えたかな」と思い始めた頃には既に頭頂部の地肌はかなり透けてしまっている状態にあります。そして恐ろしいことに頭頂部の薄毛は一度スイッチが入ると進行スピードが加速しやすいという特徴があります。自分では気づいていないけれど周囲の人は気づいているという残酷な状況もつむじハゲならではの特徴です。電車で座っている時やエスカレーターの下りなど他人から頭頂部を見られる機会は意外と多いものです。しかし薄毛の話題はデリケートであるため親しい間柄であっても指摘してくれる人は稀です。その結果本人は「まだ大丈夫」と思い込んだまま無防備に過ごしその間にもAGAは着実に進行していきます。そしてある日突然写真や動画で自分の後頭部を見た瞬間に手遅れに近い状態を突きつけられ深い絶望感を味わうことになるのです。発見が遅れるということはそれだけ毛根がダメージを受けている期間が長いことを意味します。AGA治療は毛根が生きているうちに行わなければ効果が限定的になります。完全に皮膚化してツルツルになってしまった頭皮から再び髪を生やすのは現代の医学でも容易ではありません。だからこそつむじハゲ対策においては早期発見のための能動的なアクションが不可欠です。なんとなく薄い気がすると思ったら迷わず合わせ鏡で確認するかスマホで撮影してみてください。そして少しでも不安があれば専門クリニックでマイクロスコープ診断を受けることを強くお勧めします。進行スピードが速い頭頂部のAGAに対しては「様子を見る」という選択肢はリスクでしかありません。早期に介入することで失うはずだった髪を守り自信を持って生活できる時間を延ばすことができるのです。
気づきにくい頭頂部の進行スピードとリスク