AGA治療において薬物療法が主役であることは間違いありませんがその効果を最大限に引き出し健康な髪を育てるための土壌を作るのは日々のセルフケアです。特につむじハゲの原因の一つである血行不良を改善するためには頭皮マッサージと生活習慣の見直しが非常に有効です。前述したように頭頂部には自力で動く筋肉がないため意識的に外部から刺激を与えて血流を促してやる必要があります。お風呂上がりや寝る前などのリラックスタイムに数分間マッサージを行うだけでも頭皮環境は大きく変わります。効果的なマッサージの方法は爪を立てずに指の腹を使って頭皮全体を包み込むようにし頭蓋骨から頭皮を引き剥がすようなイメージでゆっくりと動かすことです。特につむじ周辺は皮膚が硬くなりやすいため念入りに揉みほぐします。ただし力任せに擦るのはNGです。毛細血管を傷つけたり新生毛を抜いてしまったりする恐れがあるためあくまで「気持ちいい」と感じる程度の強さで行うのがポイントです。また首や肩の凝りも頭部への血流を妨げる要因となるため首筋から肩にかけてのストレッチやマッサージも併せて行うとより効果的です。生活習慣においては目の酷使に注意が必要です。現代人はスマホやパソコンの画面を長時間見続ける生活を送っておりこれが慢性的な眼精疲労を引き起こしています。目の周りの筋肉が凝り固まると頭皮も緊張状態になり血流が滞ってしまいます。仕事の合間に遠くを見たりホットアイマスクで目を温めたりして目の疲れを溜めない工夫をしましょう。また質の高い睡眠も欠かせません。髪の成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。枕が高すぎると首が圧迫されて血流が悪くなるため自分に合った枕を選ぶことも意外と重要なポイントです。マッサージや生活習慣の改善は薬のように即効性があるわけではありませんが継続することで頭皮は確実に柔らかくなり髪が育ちやすい環境へと変化していきます。未来の自分のために毎日の小さな積み重ねを大切にしてください。
頭頂部の血行を促すマッサージと習慣